避雷針



雷が鳴る嵐の中で
きみはたったまま



雨で涙が見えないように
泣いている



きみの身体にたくさんの雷が落ちる



ボロボロになっても
  きみはまだ
立っていられるの?

そんなきみが心配なんです



だから ぼくは避雷針になって
きみの身体に落ちる雷
すべて代わりに受け止めて



力に変えて きみに返すよ

きみから出てくる雷だって
ぼくが全部受け止める



 

思いついた詩から日記で描いたのを持ってきました。

 《モドル return》